趣味は健康なリタイア生活を送る上で必要不可欠
仕事を辞めた後は、外に出る機会が減り、人と接する機会が減ります。
趣味は、肉体的な健康を維持することに加え、精神的な健康を守るためにも必要不可欠です。
退職後は認知症やうつの発症リスクが高まる
何十年も勤め上げた会社を離れ、仕事仲間と顔を合わせることもなくなり、生活がガラッと変わります。家で特にすることもなく、打ち込む趣味もなく、人づきあいも疎遠になり……、家に閉じこもりがちになる人も少なくありません。うつ症状に引き込まれる人も多いです。
上記のサイトによると、60代前半から後半にかけて認知症の有病率か格段に上がるそうです。
また、認知症だけでなくうつのリスクも高まります。
一般的な退職は60代ですが、30代や40代でも退職した後は同様に脳の機能が衰えやすいそうです。
早期リタイアを目指す者にとっては、退職した後の数年間の生活が残りの人生を左右することになりそうです。
セミリタイア後の趣味の条件
お金がかからない
セミリタイア後は、なるべく資産の切り崩しは避けたいです。
支出を抑えたり、節約につながるようなものですと、なお良いですね
お金のかからない趣味が浪費を防ぎ、資産形成にもつながるという側面もあります。
屋外
外に出る機会が減るかと思いますので、屋外での趣味を持つ必要があるかと思います。
そうでないと外に出るのは買い物やゴミ出しくらいになってしまいます。
健康的
通勤という運動がなくなりますので、運動もした方が良さそうに思えます。
電車通勤ですと、結構な距離を歩いていたりします。
スポーツ、とまでもいかなくても身体は動かした方がよさそうです。
生産的
生活が非生産的になりますので、なにか生産的な活動をしたいです。
成長を感じるものや社会貢献、新しい発見など、日々の変化や刺激は必要になるでしょう。
出来れば人とかかわるもの
仕事を辞めると人ととの関わりが減ります。
チームスポーツなんかを趣味にするのが一番でしょうが、人とのかかわりが面倒で仕事をリタイアする人も多そうです。
趣味の中で強制的に、人と会うイベントを発生させたいですね。
条件にあてはまりそうな趣味
読書
セミリタイアした人は、多くの時間を読書に費やしている場合が多いようです。
図書館だと無料ですし、図書館までの移動もいい運動になるのかもしれません。
投資に関わる本なんかを読めばパフォーマンスもあがるかもしれません。
ランニング、ウォーキング
走るのはただです。
シューズやウェアにはお金がかかりますが、日常生活でも使えますし、そんなに頻繁に買い替えるものではありません。
雨の日は出来ないのが難点ですね。
本格的なバイクは費用が掛かりますが、自転車でのサイクリングもよさそうですね。
料理
健康的で節約も兼ねる料理は趣味にしておきたいです。
特に独身の場合は食生活を維持することも難しいですので、料理をする環境を整えておきたいです。
食事をするのも面倒、という状態は避ける必要がありますしね。
ブログ
アウトプットは大切です。
人と話をすることもアウトプットの一種ですが、会話する機会が減りますので他の方法でアウトプットする必要があります。
退職後は書籍やインターネットからのインプットは増えるでしょうから、ブログや日記などのアウトプットを習慣化すると精神的な健康が保てそうです。
園芸、農園
種から野菜や植物などを育てるのも、退職後の趣味に多いです。
天候に左右される、腰にくる、などのデメリットも多いですが、昔からの定番の趣味は定番となるだけの理由がありそうです。
節約目的で野菜を育てたりするのもありかもしれません。
旅行
旅行も余暇の定番の趣味です。
お金はそれなりにかかりますが、自宅にいる時間が長すぎても健康を害しそうです。
退職後は空いてて安い平日に旅行が出来るという点は魅力ですね。
ボランティア
金銭目的で働くことを辞めたのだから、お金のためではない仕事をすることも選択肢のひとつに入るでしょう。
お金にならない趣味や特技を活かせることができれば、QOLの向上を図れそうです。
裁判傍聴
個人的に興味があるものです。
セミリタイアを考えるうえで人生の意義などを考えてしまいますが、他人の生き様を見る、という点において裁判の傍聴は読書などよりもインプットの質がよさそうです。
なぜその犯罪を犯したのかを聞くことが主になりますが、自分とは違う考え方に接することができるでしょう。
健康を守る上でも退職後の時間の使い方を考えよう
健康を守る上で趣味は大切です。 知らないものを知る、行ったことのない場所に行く、何かしらの感情を得る、など脳を使うことが痴呆症の予防につながります。
また、早期リタイアした人は退職後の期間が長くなるため、「成長」を感じられる趣味がいいのかもしれません。
ちなみに私はランニングを趣味にしています。
健康目的だけでなく、走った距離やタイムを積み重ねることで成長を感じられる側面もあります。
退職後は、年代別のレースなどにも出てみたいですね。