NISAで分配金をもらうETF郎の配当生活までの記録ブログ

2022年に700万、理想目標として1000万(年配当50万)を目指して運用していきます。NISAの非課税枠でETF(上場投資信託)を積み立てて資産を形成し、配当金によるセミリタイア生活を目指します。

【S&P500ETF比較】VOO・IVV・1557・1655それぞれのメリットデメリットとは

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S&P500チャート

S&P 500とは

アメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数である。 S&P 500 - ウィキペディアより引用

S&P 500は投資の神様ことウォーレン・バフェット氏の遺言『現金の90%をS&P500に、残りの10%を政府短期債(米国債)で運用するように』でも有名ですね。
昨今のインデックス投資に火をつけた存在でもあります。

各S&P 500ETFの比較(国内・海外)

各種S&P 500ETFとおまけで投資信託も比較した表を作成しました。
VOOとIVVは海外ETFとなります。

コード 名称 経費率 分配金利回り
1547 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) 0.15 0.47
1557 SPDR S&P500ETF 0.09 1.85
1655 iシェアーズS&P500米国株ETF 0.15 1.58
VOO バンガード・S&P500ETF 0.04 1.97
IVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF 0.04 1.98
投資信託 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.1728 0

NISAでも10%の課税がかかる

各種S&P 500ETFを経費率で比較すると、VOOやIVVが突出しており第一候補となります。

※NISA口座で買付した米国株式の配当金は、外国税は課税されますが国内の所得税・住民税は非課税になります。外国税のみ課税されることから二重課税に該当しないため、外国税額控除の適用を受けることができません。
外国株式確定申告 - SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISAより引用

通常の課税枠で、投資額も大きい人が投資する場合はVOOやIVVが第一候補となります。

1557が第一候補だが最低投資額が3万円以上なのがネック

1557が経費率・利回りどちらをみても他ETFよりパフォーマンスが良いのですが、最低投資額が3万円以上なことがネックとなります。

私のように、年間でNISA枠を使い切る程度の投資額の場合は3万円を分散的に買い入れすることは難しいです。
ボーナス月などのまとまったお金を投資できる場面では1557を積極的に買い入れたいと思っています。

1655は最低投資額が2000円程度から

底値で1557をまとめて購入するのがベストです。
しかし、相場の世界で底値など誰もわかるはずもありません。

そういったときに、1655は経費率・利回りの面で1557に劣りますが、少額から時期の分散投資ができるメリットがあります。
分散投資は、銘柄の分散だけでなく、時期の分散も大切です。

投資信託の eMAXIS Slim米国株式(S&P500) は経費率の高さが気になる

また、非常に人気のある eMAXIS Slim米国株式(S&P500) は上場投資信託(ETF)と比べると経費率が高いことがわかります。
こちらは、手間をかけず少額から積み立てることがメリットとなります。
ETFがなかなか浸透しないのも、こういった投資信託が人気だからなのでしょうね。

投資の神様バフェットも投信を買ってはいけないと忠告している

バフェットお気に入りのジョークは「ポ―カーを30分プレイして、誰がカモかわからなければ、あなた自身がカモである」というものだが、「初心者向け商品」というのが一番あやしい。そのようなものが実際に存在するはずが無く「カモ様ご御一行御用達」ということなのだ。

そもそも金融機関が販売する商品は、自分で投資しても儲からないと思うから、他人に販売するということを忘れてはならない。 投資の神様バフェットが「投信を買ってはいけない」と忠告する理由(大原 浩) | マネー現代 | 講談社(2/3)より引用

金融機関が儲けるために投信が販売されているのですから、積立NISAで買うのは別として課税枠で投信に投資するのは投資に関する勉強が足りないということでしょうか。

私個人としても、積立NISA・投資信託の組み合わせよりNISA・ETFの組み合わせがより広まってほしいと考えています。
国内ETFは流動性の低さがネックですからね。

www.nisa-etf.work

円建てでS&P500を買うメリットデメリット

1557や1655が少額投資、NISAでの投資に適しているとご紹介しましたが、東証で取引するということは円建てで取引することになります。

円建てのメリット

  1. ドル購入の手間がなくなり、投資に対する敷居が低くなる
  2. 長期的に見れば為替による影響は平均化されていくと考えれば、円建てでも問題はない

円建てのデメリット

  1. 為替の影響により、指数本来の値動きが分かりづらい
  2. 通貨の分散が出来ない
  3. ETFの購入とドル買いが同時、ETFの売却と円買いが同時、タイミングを見ての為替取引が出来ない

S&P500のETFを買うなら、SPY・VOO・IVV・1557・1547のどれが良いのか? | 投資家Lifeより引用

ドルに交換しなくてよいメリット

円をドルに交換する手間や費用を考えると円建てのメリットは大きいです。
しかし、ずっとドルで運用することを考えると円で持っているメリットは少なくなります。

分散投資の観点から、通貨でも円の比率が高いことはリスクです。 今後、運用額が大きくなってからドル建てのS&P500は検討していきます。

ドル円の為替の影響を受けるデメリット

純粋にS&P500に投資をしたいのであれば、ドル建てのETF一択となります。
円建ての場合、為替相場の影響を受けるからです。

それぞれメリットデメリットありますが、自身が納得できる商品を見つけましょう。

結論:少額投資なら円建ての東証ETFもアリ

一般的にはVOOかIVVがベストです。
しかし、それは投資にかけるお金と手間が大きい場合になります。

私のような小額投資かつNISAでの購入の場合は1557や1655という選択もアリなのではないでしょうか。