NISAで分配金をもらうETF郎の配当生活までの記録ブログ

2022年に700万、理想目標として1000万(年配当50万)を目指して運用していきます。NISAの非課税枠でETF(上場投資信託)を積み立てて資産を形成し、配当金によるセミリタイア生活を目指します。

ETFのデメリット|個別株・投資信託・債券とメリットデメリットを比較

ETFのデメリット

価格のかい離が生じる

ETFはベンチマークとなる指数に連動することを目指して運用する上場投資信託です。

たとえば、日経平均株価(日経225)と連動を目指すETFであれば、日経平均が1%下がれば当該ETFも1%下がり、1%上がれば当該ETFも1%上がるように設計・運用されます。

日経平均に連動するETFとしては「日経225連動型上場投資信託(1321)」がメジャーですね。

乖離要因

①構成銘柄の違い ②構成比率の違い ③使用する株価等の違い ④費用負担の違い ⑤現金の有無 ETFの乖離率とは? | 投資信託の投信資料館より引用

かい離の要因としては上記のような5点があげられます。

ベンチマークと同じ値動きをするよう設計されてはいますが、全く同じ値動きをすることは不可能なので、その差がかい離となります。

東京証券取引所のルール(有価証券上場規定)では、国内ETFに関しては、「ETFの一口あたりの純資産額と特定の指標の相関係数が0.9未満となった場合において、1年以内に0.9以上とならないとき」、上場廃止となると定められています。 ETFの乖離率とは? | 投資信託の投信資料館より引用

かい離率が高いとリスクになりますので、国内ETFはかい離が起こらないよう定められており、一定以上になると上場廃止となります。

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流動性が低いと価格スプレッドが広がる

流動性が低いと、買値と売値に差が生じます。
それをスプレッドといいますが、スプレッドがあるとその価格差の分、買った瞬間は確実に損をします。

そこで、一部ETFにはスプレッドが生じないようマーケットメイク制度があり、2019/6/4時点で119銘柄のスプレッドが0になっています。

全119銘柄も以下のURLから確認できます。
マーケットメイク制度の適用有り無しはETFの銘柄選択するときの材料にも使えます。

信託報酬と比べると微々たるものですが、流動性が低くスプレッドが広い銘柄はリスクがありますね。

投資家が売買をしやすくなるよう、東証がインセンティブを支払ってマーケットメイカーに流動性をつけてもらうということです。もちろんインセンティブの見返りとして、マーケットメイカーはETFの発注銘柄数や発注数量、スプレッドの幅といった義務を負うことになります。 マーケットメイク対象ETF一覧 | 東証マネ部!より引用

信託報酬がかかる

投資信託(インデックスファンド)と比較すると信託報酬が低いものが多いですが、まったくかからない個別の株式と比較すると単純にコストとなります。
プロが銘柄を選んでくれる分、値動きも安定しますが、その分コストもかかりリターンも小さくなります。

投資信託(インデックスファンド)と比べると信託報酬は安いので、自分で売買する手間をとれる人はETFのほうがおすすめできます。

分配金は再投資されない

投資信託(インデックスファンド)の最大のメリットは分配金の再投資ですが、ETFは再投資されません。
分配金が出ると課税対象となり、配当リターンの20%が税金でとられてしまいます。

私のようにNISAでETFを購入する場合は分配金も非課税対象となりますので、このデメリットはなくなります。

最低購入単価は株式と比べると低く、投資信託と比べると高い

ETFは、大型の個別株式と比べると購入単価は低く、1000円程度から積立ができる投資信託と比べると高いです。
多額の投資元本があれば、個別株で分散投資することができますが、そこまでの額が用意できないのであればETFでなら分散することが出来ます。

また、積立NISA枠の40万などの投資額が少ない場合は複数銘柄で時期分散することも難しいので1つの投資信託(インデックスファンド)を少額ずつ購入していくのも良いのではないかと思います。

また、ETFはメジャーな指数連動のベンチマークでは、同じベンチマークでも最低購入単価や信託報酬が違う銘柄がある場合がありますので、よく検討して購入したいですね。

www.nisa-etf.work

個別株と比較

メリット

  • 最低購入単価が安い
  • インデックスを組むのに時間がかからない
  • 値動きが安定している

デメリット

  • 信託報酬がかかる
  • 期待リターンは低い

個別株と比べるとETFはリスクもリターンも低くなります。

低額からポートフォリオを組むことが出来、時間もかかりませんので投資初心者には個別株よりもETFがおすすめではないでしょうか。

投資信託(インデックスファンド)と比較

メリット

  • 証券会社を選ばず購入できる
  • 信託報酬が低い
  • リアルタイムに取引できる

デメリット

  • 購入単価が高い
  • 分配金は再投資されない

ETFと投資信託(インデックスファンド)を比較すると、デメリットである購入単価の高さ、自動再投資されないという点を許容できるかどうかにかかっています。

少額から投資信託(インデックスファンド)を積み立て、ある程度額がまとまってきたらETFを購入するという流れもよさそうです。

www.nisa-etf.work

債券と比較

メリット

  • 購入単価が安い
  • 流動性が高い

デメリット

  • リスクが高い

債券は個人で購入しづらいため、債券市場に投資したい人には債券ETFで投資するという選択になります。

株価の推移によって元本割れすることがありますので、債券と比べるとリスクが高いです。

投資信託(インデックスファンド)の次の一歩にETF

ETFは信託報酬も安く、長期で投資するのに向いている商品です。

しかし、購入にはある程度まとまった額が必要となりますので、投資信託(インデックスファンド)などで積み立てたお金の投資先としてETFを検討してみてはいかがでしょうか。