NISAで分配金をもらうETF郎の配当生活までの記録ブログ

2022年に700万、理想目標として1000万(年配当50万)を目指して運用していきます。NISAの非課税枠でETF(上場投資信託)を積み立てて資産を形成し、配当金によるセミリタイア生活を目指します。

【AGGY】利回り3.15%の利回り向上型総合債券ETF|AGGやBNDと比べてどうなの?

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AGGYチャート

債券ETFは株安時に値が上がる

債券は株と逆の値動きをするといわれています。 2019年8月、2018年12月には、株が下がり債権が上がりました。

米国株手数料の引き下げにより債券をポートフォリオに組み入れやすくなった

米国株の最低手数料が引き下げられたことで、少額から、高頻度で米国株の取引が可能となりました。

以前の最低手数料が5ドルだった場合は、個人投資家には米国株のアクティブな取引は難しい状態でした。
しかし、米国株の最低手数料が引き下げられたことで株高値圏では株を売り、債券を買い、株安値圏では債券を売り、株を買うといったトレードが現実的となりました。

債券ETFについてはこちらの記事でまとめています。 www.nisa-etf.work

AGGYとは

AGGY ウィズダムツリー 米国債券ファンド(利回り強化型)は総合債券であるAGGをベースに利回りを強化したものです。

AGGよりもリスクをとり、利回りを強化していますが、チャートの形を見るとAGGとあまり差はありません。

メリットは利回りの高さ、デメリットは経費率の高さとなります。

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AGGYとAGGの比較チャート

AGGYの配当金の推移

支払日 配当($)
07/26/2019 0.14
06/28/2019 0.14
05/31/2019 0.14
04/26/2019 0.14
03/29/2019 0.13
02/22/2019 0.12
01/25/2019 0.13
12/28/2018 0.16
11/23/2018 0.14
10/26/2018 0.14
09/28/2018 0.14
08/24/2018 0.15
07/27/2018 0.15
06/28/2018 0.14
05/25/2018 0.14
04/27/2018 0.13
03/23/2018 0.12
02/23/2018 0.12
01/26/2018 0.12
12/29/2017 0.11
11/27/2017 0.12
10/27/2017 0.13
09/29/2017 0.13
08/25/2017 0.12
07/28/2017 0.12
06/30/2017 0.12
05/26/2017 0.12
04/28/2017 0.12
03/31/2017 0.12
02/24/2017 0.12
01/27/2017 0.11
12/30/2016 0.11
12/09/2016 0.22
11/28/2016 0.12
10/28/2016 0.11
09/30/2016 0.12
08/26/2016 0.12
07/29/2016 0.12
06/24/2016 0.12
05/27/2016 0.11
04/29/2016 0.11
03/28/2016 0.11
02/26/2016 0.12
01/29/2016 0.12
12/28/2015 0.13
11/30/2015 0.13
10/30/2015 0.12
09/25/2015 0.12
08/28/2015 0.12

設定来から0.12ドルほどで推移してきていますが、ここ1年は0.14ドルほどで推移しています。

AGGYの配当利回り

  配当利回り
1年 3.15%
3年 3.03%
設定来 2.89%

設定来から3%を切る利回りで推移していましたが、最近は3%を超えており、1年間では3.15%となりました。

AGGYとAGG・BND・SPABの比較

AGGYの概要

ティッカーシンボル AGGY
連動指数 ブルームバーグ・バークレイズ・ユーエス・アグリゲート・エンハンスト・イールド・インデックス
経費率 0.12%
利回り 3.15%
デュレーション 6.62年
銘柄数 2000超

AGG・BND・SPABの概要

iシェアーズ・コア米国総合債券ETF バンガード・米国トータル債券市場ETF SPDR ポートフォリオ米国総合債券 ETF
シンボル AGG BND SPAB
連動指数 ブルームバーグ・バークレイズUSアグリゲート指数 ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス ブルームバーグ・バークレイズUSアグリゲート指数
経費率 0.05% 0.04% 0.04%
利回り 2.68% 2.75% 2.94%
デュレーション 5.91年 6.09年 6.03年
銘柄数 7000超 7000超 4000超

3銘柄の細かい内容はこちらへ www.nisa-etf.work

経費率

経費率ではAGGYが0.12%に対し、AGGは0.5%、BNDとSPABは0.04%となっています。
経費率の高さは大きなデメリットですが、それを上回る利回りの高さが魅力的です。

利回り

AGGとAGGYを比べると0.5%近い利回りの差があります。

しかし、SPABとAGGYを比べると0.2%程度の差となり、経費率の高さ、リスクの高さを考えると、どちらを選ぶかは好みが分かれるところです。

銘柄数

AGGYの投資対象銘柄数は2000を超えます。
AGGの7000と比較すると少なく感じますが、十分分散しているといえます。

デュレーション

AGGYのデュレーションは6.62年で、他3銘柄と比べて0.5年以上高いです。
利回りの高さはこのデュレーションの差ともいえます。

信用格付け(クレジットリスク)

AGGYの信用格付け(クレジットリスク)

  AGGY
Aaa 46.84%
Aa 2.12%
A 18.53%
Baa 28.65%
Ba 0.02%
CASH 1.63%
NR 2.21%

AGG・BND・SPABの信用格付け(クレジットリスク)

  AGG BND SPAB
Aaa 73% 68% 72.05%
Aa 2.7% 3.5% 3.14%
A 10.4% 11.0% 10.53%
Baa 14% 17.5% 14.27%

AGG等と比較すると、格付けが低いものの割合が増えています。
AGGYはデュレーションと対象格付けでリスクをとり、利回りを上げています

AGGYはデュレーションとクレジットでリスクをとり、利回りを上げている

AGGYは他の総合債券ETFと比較して利回りが高いため魅力です。
しかし、リターンを上げればリスクも上がります。

リスクを許容できるのであれば、積極的に利回りをとりにいきたいですね。

メリット:他の総合債券ETFと比べて少し利回りが高い

デメリット1:他の総合債券ETFと比べて経費率・リスクが少し高い

デメリット2:他の総合債券ETFと比べて出来高が少ない

さらに高利回りならハイイールド債券

さらに高利回りを狙いたいのであればハイイールド債券という手もあります。

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