上場インデックスファンド新興国債券は、隔月でもらえる分配金の高さが魅力です。
債券といえど、新興国の為替レートや米国債券の影響をもろに受けますので、値動きは大き目です。
しかし、分配投資をすることである程度のリスク分散は行えますし、株と比べると値動きは小さめです。
- 【1566】上場インデックスファンド新興国債券とは
- 国内ETF最高の利回り6%弱の高利回りが魅力
- リスクは高く、値動きは割と荒い
- 一般的には高価で手を出しにくい債券に投資できる
- 信託報酬は0.45%と高め
- それでも国内ETF最高の利回り6%弱は魅力的
【1566】上場インデックスファンド新興国債券とは
主要投資対象は新興国の現地通貨建て債券であり、自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスの変動率に一致させることをめざしています。
自国通貨建てであるため、為替レートをもろに受けますし、インフレが進むと物の価値が上がり、通貨の価値が下がるため、下値リスクは大きいです。
国内ETF最高の利回り6%弱の高利回りが魅力
上場インデックスファンド新興国債券は、奇数月の各10日が決算となり、翌月の中ごろに分配金が支払われます。
この記事を書いている4月15日現在、分配金は支払われていませんが、前回が2月18日、前々回が12月19日となっていますので、今週中には分配されるでしょう。
奇数月に決算があり、偶数月に支払われるスケジュールとなっています。
- 平成31年3月期:確定分配金465円
- 平成31年1月期:確定分配金457円
- 平成30年11月期:確定分配金467円
- 平成30年9月期:確定分配金467円
- 平成30年7月期:確定分配金486円
- 平成30年5月期:確定分配金486円
平成31年3月期の分配金は465円
2019年4月12日の価格は48,500円ですので、年間のリターンを2,828円として計算すると5.8%の配当利回りとなります。
リスクは高く、値動きは割と荒い
チャートの形を見ますと、債券の割に値動きは荒いです。
2016年ごろからは55,000円から45,000円程度で安定して推移していますが、下値を超えるとどこまで下がるかわかりません。
新興国債券のみに投資するのではなく、先進国株式などと合わせて投資することが望ましいでしょう。
一般的には高価で手を出しにくい債券に投資できる
最低投資金額が高価であるため、個人では債券に手を出しにくいのが現状です。しかし、このETFに投資をすることで間接的に債券に投資を行うことが出来ます。
価格が5万円弱しますので、投信などと比べて積立しにくいですが、純資産総額も伸びています。
先進国債券なら【1677】上場インデックスファンド海外債券も
ETFの中で同様に債券市場に投資できる【1677】上場インデックスファンド海外債券もあります。
毎月分配型で先進国債券に投資できることは魅力ですが、こちらは最低投資金額が50万円程度することから私には手を出せないでいます。
信託報酬は0.45%と高め
信託報酬は0.45%と高めです。
新興国関連は先進国と比べて信託報酬が高くなりがちですが、それでも高いと感じてしまいますね。
投資信託では信託報酬が0.1%を切る銘柄も多い中、0.45%という高さは大きなデメリットとなります。
それでも国内ETF最高の利回り6%弱は魅力的
利回りが高いということは、リスクも高いということです。リスクを低くしたいのであれば、リターンも低いものを検討しなければなりません。
私は兼業個人投資家として、リスクをとることで資産形成を図っていきたいです。