NISAで分配金をもらうETF郎の配当生活までの記録ブログ

2022年に700万、理想目標として1000万(年配当50万)を目指して運用していきます。NISAの非課税枠でETF(上場投資信託)を積み立てて資産を形成し、配当金によるセミリタイア生活を目指します。

国内上場ETFで先進国債券に投資ができる1486・1677・2111の3銘柄の紹介

国内上場の2.5%を超える高い利回り海外債券ETFは6つ

国内上場ETFのうち、2.5%を超える高い利回りは

があります。

今回は、国内上場ETFの先進国と米国債券に投資が可能な高利回りETFを紹介します。

1486・1677・2511の比較

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1486,1677,2511チャート

1486・1677・2511の概要

名称 上場インデックスファンド米国債券(H無) 上場インデックスファンド海外債券 NEXT FUNDS 外国債券(為替ヘッジなし)
コード 1486 1677 2511
連動指数 S&P 米国債7-10年指数(TTM、円建て) シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)
投資国 米国 先進国中心 先進国中心
最低投資額 20550円 495000円 9560円
信託報酬 0.16% 0.25% 0.12%
ヘッジ有 1487 ヘッジ有ETFは無し 2512
決算回数 2回(1月,7月) 12回 2回(3,9月)
分配金利回り 2.54% 2.89% 2.58%

シティ世界国債指数とは

シティ世界国債指数は、世界の主要国23 カ国の債券指数です。
国別では、米国が3割を超えており、次いで日本が2割、その他ヨーロッパ等先進国を中心に構成されています。

一部新興国も組み入れられていますが、割合としてはほとんどが先進国で占められています

【2511】NEXT FUNDS 外国債券、【1486】上場インデックスファンド米国債券はこの指数から日本を除いたものを連動指数としています。

最低投資額は【2511】NEXT FUNDS 外国債券が9560円と最も安い

最低投資額では【2511】NEXT FUNDS 外国債券が9560円からと最も投資しやすくなっており、【1486】上場インデックスファンド米国債券は20550円となっています。

【1677】上場インデックスファンド海外債券は50万近い資金が必要となっており、手が出しづらいものとなっています。

信託報酬は【2511】NEXT FUNDS 外国債券が0.12%と最安値

信託報酬では【2511】NEXT FUNDS 外国債券が0.12%と最安値となっています。
比べて、【1677】上場インデックスファンド海外債券の0.25%はちょっと高いと感じてしまいますね。

以前は国内上場のETFで海外債券といえば1677一本でしたが、2016年に1486、2017年に2511が上場され、先進国への債券にも投資がしやすい環境が整ってきています。
1677は出来高も少なく、他ETFに追随して信託報酬も下げてこないので、現状はおすすめできません。

最低投資額が10分の1、信託報酬が半分になってくれると扱いやすくなるのですが。。。

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為替ヘッジとは?

為替ヘッジとは、為替の変動による円の価値の変化を回避することです。 安定的な投資を望む場合、為替ヘッジ有の商品を選ぶとリスクを回避できますが、為替ヘッジにはコストがかかりますので注意が必要です。

為替ヘッジコストとは

低金利通貨である日本円を売って、高金利通貨である米ドルを買っているので、金利差が生じてしまいます。
この場合に生じる金利差がコストとなります。

詳しくはこちらの記事

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為替ヘッジ有はヘッジコストに注意

【1486】上場インデックスファンド米国債券の為替ヘッジ有の銘柄は1487、【2511】NEXT FUNDS 外国債券の為替ヘッジ有の銘柄は2512です。

為替ヘッジ有の場合はヘッジコストによる利回りの低下に注意が必要です。 その分、為替による株価の値幅は抑制されます

為替ヘッジなしは為替による損失に注意

為替ヘッジなしの場合、ヘッジコストはかかりません。
しかし、債券ETFのように値幅が限定されている銘柄の場合、ドル円の為替相場などに大きな影響を受けます。

債券価格の変動幅よりも為替の変動幅が大きいためです。

自身の許容リスクや円と外貨のバランスを考えて選択していきたいですね。

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【1486】上場インデックスファンド米国債券とドル円のチャート

分配金利回りは【1677】上場インデックスファンド海外債券が2.89%とトップに

分配金(配当)利回りで比較すると、【1677】上場インデックスファンド海外債券が2.89%と一歩リードしており、【1486】上場インデックスファンド米国債券が2.54%、【2511】NEXT FUNDS 外国債券が2.58%と他2つは差のない結果となっています。

決算回数(分配回数)は【1677】上場インデックスファンド海外債券が毎月分配で魅力

【1677】上場インデックスファンド海外債券は12回と、毎月分配があります。
他2つは年2回となっており、この点は【1677】上場インデックスファンド海外債券に魅力があります。

海外債券ETFは毎月分配型が主流となっており、他ETFも年4回が大多数なので国内ETFには改善していってほしいですね。

海外債券ETFについてはこちらをどうぞ

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現状の国内上場の海外債券ETFは2511がベターだが。。。

現状では、最低投資額や信託報酬が低い【2511】NEXT FUNDS 外国債券がおすすめです。 毎月分配型に魅力を感じるならば、【1677】上場インデックスファンド海外債券よりも海外債券ETFのAGGやBND、AGGYのほうがおすすめです。

米国ETFの場合、現地税がかかる点は注意が必要です。

再投資のコストを考えると投資信託のほうが有利

シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドは数多くあり、信託報酬もあまり変わりません。
現状では投資信託のほうがおすすめできます。

国内上場のETFはまだまだマイナーですが、ETF投資の環境整備が進むことを祈ります。